東京のピンサロとタイムスリップ

風俗を利用して本番禁止の店で挿入許可を得ようとした俺は、気が付くと江戸時代にタイムスリップしていた。
こんな状況になると東京のピンサロでキレイな女の子ともっとエッチなことをしたかった。
出稼ぎ風俗嬢とのプレイを邪魔されてしまったが気を取り直す。どうやら課せられた任務は吉原の風俗を利用するということ。
そんなわけで今の吉原ソープの原点のような風俗店でサービスを提供してもらっているけど驚いた。
「風俗の王様ソープランドなのに本番ができないの?」
「そーぷらんどという言葉は存じ上げませんが、私たちの店では性病を防ぐために挿入を禁止させてもらっています。万が一性病になってからでは遅いので」
「コンドームはないの?」
「こんどーむとは何でしょうか?」
「はぁまあいっか、じゃあ素股をお願いします。その代わり素股で俺をイカせられなかったら挿入するからな」
「お客様の満足が第一なのでそれで構いません。それでは失礼します」
そう言って俺の上に跨ってきた女の子。俺はこう見えてどんなデリヘルでも東京にあるピンサロであってもイクことを我慢し続けて、本番へとこぎつけた実績を持つ男。目の前の女の子がどんなテクニックを駆使して素股を仕掛けてきたとしても俺には耐え抜いて挿入する自信があった。
一分後。
「お客様どうしたんですか?そのような声を上げて…まさかもうイッテしまわれるのですか?」
「ウっぐ」
見事に素股でイカされようとしていた。
(素股ってこんなに気持ちが良いものだったのか)
そしてその女の子が風俗出稼ぎ嬢だということにも驚いた。
江戸時代にも出稼ぎして風俗嬢をしていた女の子はいたようだ。
今まで風俗に通って素股を体験したことはあったのだが、どの女の子もテクニックが備わっていなかったこともあってイクまでには至っていなかった。しかし、江戸時代の昔の女に俺は今イカされようとしていた。男が安易にイケないことを本番をしていないからと決めつけていただけで本来素股は気持ちの良いものだったのかもしれない。騎乗位素股でまるで本番のような気持ちよさを体感して発射すると同時に俺の意識は再び日暮里へと戻ってきた。
意識が飛んでいたのは数瞬の時だったらしい目の前にいた風俗出稼ぎの女の子は必死に挿入をブロックして防いでいた。
しかしそんな努力は素股の喜びを覚えてしまった俺の前では無力に等しかった。
「挿入はもういいから、素股してくれよ…」
先ほどまでとは打って変わった俺の態度に、戸惑いながらも女の子はローションを取り出して俺の上に跨って騎乗位素股の姿勢に移った。しばらく江戸時代に味わった素股との比較を続けていたのだが、あのときほどの気持ちよさを得ることができないまま俺は結局同意の上での挿入で精子を発射してしまっていた。
江戸時代と今の風俗出稼ぎ嬢とで差はあるのだろうか。
違う。俺をタイムスリップさせた奴が俺に伝えたかったのはこういうことではないと頭では理解していながらも挿入に走ってしまった俺は日暮里の街を立ち去るときも自責の念に駆られていた。
(いったいどこに行けば最高の素股を味わうことができるのか)
悩んだ俺は吉原へとやってきていた。しかし江戸時代に見た吉原の風俗街はもうない。挿入が解禁されて客も女の子も挿入を第一に考えるソープしか存在していないのだ。どうしようかと途方に暮れた俺の目にとある看板が飛び込んできた。

『江戸時代式ソープ体感できます』

最後の望みをかけて俺はそのお店へと入っていった。すると外から見れば廃れているようなお店だったにもかかわらず待合室には数人の男がいて大盛況だった。受付の人曰くいつもの事らしい。俺は受付で江戸を感じさせるような女の子を指名するとすぐにプレイが可能となった。江戸時代式のソープはあの時に体験したのとは違いふすま一枚ではなく壁や扉で仕切られており、気兼ねなくサービスを堪能できる場所だった。
江戸時代式の名残もないことは残念だったが、サービスが始まってみるとその評価は一変した。指名した女の子は俺を挿入なしの素股のみで満足させたのだ。
これ以降俺は風俗で挿入ではなく必ず素股を味わうことにしているのだけど、未だに江戸時代を超えるお店と出会えてはいない。しかし、いつの日か素股専門店が出来ることを信じて俺は今日も風俗へと通う。また江戸時代に出会った出稼ぎ風俗嬢の素股のような快感を得るために。